過去の営業日誌
(2009年11月)


2009/11/29(日)2:41「まっすぐ、まっすぐ」
 まっすぐ、まっすぐ、それだけ強く意識して、歩いてきた。
 自分を見失わないように。そして同時に、周りを見ることを常に忘れないように。
 自分の行動と発言、そしてそれらが周りに何を及ぼすかに思いを致しながら。
 まっすぐまっすぐやってきた。

 そうやって過ごしたこのシーズンは、とてもつらいものだった。
 自分の力不足をいっぱい痛感させられた。
 悲しい出来事も多かった。
 …そりゃまあ、そうだ。サッカーはやるのも人、支えるのも人。
 だから、人の集合体が織り成す、サッカーという現実に本気で向き合おうとしたら、そういうつらさから目を背けるわけにはいかない。

 今までのどの年より、ハードなシーズンだった。

 だけど。
 この舞台にいたかった。
 この現実にしっかり向き合って、成長したかった。
 そうやって成長できた実感、確かにあって、やっぱりうれしい。

 だからここまで、歩いてこられた。

 そして、そんなシーズンも、いよいよ明日で終わり。
 最後まで、大好きなサッカーにしっかり向き合って、そして感謝を込めて、やりきりたい。

 まっすぐ、まっすぐ。
 歩いていこう、最後まで。
2009/11/28(土)2:32「さよならの景色」
 笠岡陸上のスタンドってのはかなり小さい。
 前後方向がほんとに短い。
 屋根があるのはいいのですが、スタンドの収容人員でいったらおそらくはJFLの各チームのメインスタジアムの中では最少でしょう。

 とはいえ、雨降りだから出足も鈍いだろうし、このくらいに着けば普通に入れるでしょ、と思って現地入りしたのが開始40分前。

 …甘かった。
 全くもって甘い判断でした。
 座席は既に満席。
 雨にあたる気にはなれず、スタンド最後部の通路部分にかろうじて空きを見つけてもぐりこんで立ち見することになりました。

 試合の中身は、だいたいtwitterで書いたような感じ。
 前半はほんと、つないで攻める水島とぼーんと大きく前へ蹴ってFWに裏を取らせて何とかしようとするソニー、という構図。
 というより、ソニーはそうするしかなかった、というところでしょうか。
 理由はおそらく、濡れたピッチに手こずって全くボールが足元に収められなかったということ。
 そうなって簡単にボールを失い、またパスもつながらず、前後に運動量豊富な水島の攻撃陣にボールを支配され、すなわち中盤を制圧されて、これ以外に打開策がなかった、ということかと。
 水島ってほんとにビリなの?って思うような前半でした。

 しかしそれでも、前半のスコアは1-2…ソニーの1点リード。
 そして後半、水島の運動量が落ちたためにソニーが落ち着いてボールを回せるようになり、水島の守備陣があわてて連携ミスをしてしまったところを衝いて3点目を奪って勝負あり。
 残り30分余り、水島は最後まで気持ちを見せて必死に反撃しようとしてました。それは確か。
 ですが、そこまでで消耗してしまった水島にとって、気持ちだけで通用する相手ではありませんでした。

 そして、試合終了の笛。

 ホームでの連敗をチームワーストの9に伸ばして、しかしそれでも水島には満員の場内から惜しみない拍手が与えられました。

 その後のセレモニーは、戦い抜いたすがすがしさと、JFLにお別れしなければならない悔しさとが入り混じったものでした。

 まあ、当たり前ですが、水島が自主脱退という道を選ばなかったとして、来年もJFLに残れたのかどうかはわかりません。
 少なくとも、ビリである以上、入替戦送りは避けられなかったわけだし、ひょっとしたら入替戦に最後の希望をつなぐことすら許されなかったかもしれない。
 それは確かにそうだし、サッカーが"競技"である以上、成績を残せなかったチームがこういう苦しみを味わうのは至極当然の宿命です。

 だけども、自分たちより高いレベルにもまれて苦しみながら、それでも懸命にサッカーに向き合って、取り組んできたサッカー野郎たちがいるってこと。
 JFLのレベルには達してなかったのかもしれない。だけど、彼らは立派なサッカー野郎だと思うのです。
 彼らの思いは、バカにされるべきものでは断じてないと思うのです。

 #4山下主将はあいさつで「下の順位が続いて、あまりいい思いをさせられませんでしたが、選手は一生懸命やってきましたので許してください。」と言いました。
 スタンドからは感謝の言葉が飛びました。
 涙にくれてときどき進行が詰まってしまうDJさん(4年前の桃スタを思い出しましたよ…あのときはうれし涙でしたけど)には励ましの言葉が飛びました。

 この笠岡最後の試合の観客は703人。
 水島の5年間の全ホームゲームの中では3番目とはいえ、決してJFLレベルでは目立つ数ではありません。
 だけど…、そんな人数とはいえ、チームと観客が築いてきた関係性ってのはこうなんだなあ、ってのがはっきり見えて、そしてそれはそれで、とても幸せな関係だったんだなあ、と感じました。

 そんな、笑顔と、感謝と、そしてそれによってかえって引き立った、気持ちの奥深くにあるであろう大きな大きな無念の気持ちと。
 試合後の交流ゾーンには、名残を惜しむかのように、そんな感情がいつまでもあふれていました。

 サッカー野郎たちの思い、そして彼らのサッカーがつくってきたそんな景色…。
 よそ者である以上、水島の今後に責任を負える人間でない以上、署名するのには躊躇しましたが、それでもそういうものを目の前で見せられて、動かないわけにはいきませんでした。
 中国リーグ参戦を嘆願するその署名は、まさに今日、提出されると聞いています。
 どうか、報われますように。

 試合開始直前
2009/11/22(日)1:25「雪辱と4強入り」
 やったあっ!
 4強入り確定です!

 前節の長崎に引き続き、前期のスコアをそのままひっくり返しての快勝。

 twitterでも書いたのですが、たしかに90分の中で危ない時間帯も少なからずありました。
 追いつかれた前後とか、なかなか引き離せなかった後半の立ち上がりとか。

 公式記録はまだ見てませんが、おそらくは、その数字を見ても、快勝という言葉がぴんと来るものではないだろうと思います。

 だけど、間違いなく、いい勝利。
 90分全部がそうではありませんでしたが、しっかりボールをつないで攻める、積極的にプレッシャーをかけて遅らせて奪って守る、ということがきちんとできてました。
 後半に入って疲れたときも、選手交代もうまく効いてチームとしての機能を保ちました。

 そして、1年間積み重ねた戦いの結果、4位以上に入ることができました。
 J入りを目指すチームが、プロ選手を揃えたり、環境を整えたり、苦労に苦労を重ねながら、何とか最低限の目標としてつかみとろうとしている成績。
 その成績を、サラリーマンとかアルバイトとかが仕事を終えた夜に集まってきて練習して、っていうチームがいただきました。

 素直に、このチームを微力ながら支えてきた1人として、うれしいです。

 ま、もちろん、4強に入ったからといって全てがOKというわけではなく。
 やる以上、目標は少しでも多くの勝利、多くの笑顔。
 あと1つ、最後までやりきって、もちろん優勝なんてのは他力本願ではあるのだけど、最後もしっかり笑って〆めましょう。

 とりあえず、今晩は祝杯。かんぱーい。
2009/11/21(土)0:19「旅に出るにあたり」
 予告どおり、土曜湖南、日曜笠岡の1泊2日で出かけてきます。
 月曜の高知はやめました。
 体力的・時間的に行ってられる状態にない、ということで。
 …地域決勝1次ラウンドの初観戦は来年以降に持ち越します。

 湖南はもちろんはずせないとしても、地域決勝が見たいんだったら日・月とどっかへ通えばよかったんじゃないの?とも言われるかもしれませんが…。

 でも、やっぱり、感じておかなきゃいけないものってあると思うのです。
 "昇格を目指す"という、まばゆい夢に向かって一生懸命な姿。
 それは多分に心を動かすものでしょう。
 だけど、それはそうだけど。

 それがおいらたちの世界のすべてじゃ、ないさ。

 水島の応援をするわけじゃないし、逆にソニーの応援をするつもりでもないし、変に同情の言葉を寄せる気もない(何言ったって上から目線になるでしょう?)。
 ただ、おいらたちの世界の現実を、目を背けたくなるような現実を、しっかり直視して強く強く刻み付けたい。ってこと。
 いつだって、おいらはおいらの世界の中で軽く居たくないのです。
 …ましてこれは、おいらだっていつ当事者として巻き込まれてもおかしくないことなのだし。

 そんな思いで組んだ今回の旅程。
 1泊2日ですが、いっぱいいろんなものを得て帰ってきたいと思ってます。

 まずはその前に明日、MIO戦。
 去年に続いて今年も、前期の武蔵野陸上でやられてしまった、どうにも苦手意識の抜けない相手。
 まあ、負けてしまったもんはしょうがないので、しっかりその分返さなきゃね。

 余裕があるかわかりませんが、とりあえず試験的にtwitterで随時速報を入れてみます。
 URLは1つ下の(前回の)日誌を参照ください。
2009/11/20(金)3:03「ついったーはじめました。」
 携帯電話はSoftbankを使ってます。
 ということで、水曜に正式オープンになったのでさっそくJFL公式モバイルサイトの登録を済ませてきた新右衛門です。こんばんは。
 月210円は若干高い気もしなくもないですが、それで公式速報が手に入るなら悪くはないかな、と。
 …ただ、オフシーズンの時期はどうなるんでしょうねえ。

 公式サイトが(PC版も含めて)こうやってだんだん充実してくると、ここ羽スタの意義もしっかり考えていかねばなりません。
 だって、同じことしててもしょうがないですもんね?

 たとえば、試合速報。
 3年か4年くらい前、羽スタでも速報に手を出そうとして掲示板を置いたことがありましたが、使われることはあまりありませんでした。
 まあ、よく考えてみれば、速報の大御所=週間JFLさん、というのが確立していたわけで、その状況で全く同じことをしようとしたってこうなるのは当たり前。

 んなわけで、そんないろいろな情報がネットにあふれている中で、じゃあうちはどうやって存在意義を出しましょうかね?と考えて、その結果とりあえず現時点で行き着いているのが今のカタチです。
 情報の正確さ。情報の意味。んで、情報だけの場所にはしたくないということ。その他いろいろ。
 ともかく、大事なのは信用ということ。
 …まあ、そこらへんはおいおい。

 そんなわけで、あまり情報の早さにはこだわってないのですが、とはいえ、家とかホテルとかでパソコンを立ち上げてないと更新できないってのも不便な話。
 特に、帰宅が遅くなってぐったりしてパソコンに触る余力もない場合とか。

 そんなわけで、そこんとこを補完する意味も込めてTwitterはじめました。
 てきとーにぶつぶつやりますんで、興味がある方はてきとーに覗いてみてください。
 URLはこちら。↓

 
2009/11/18(水)0:23「心温まるひととき」
 今更ってな話だし、別に大きなことでもないのだけど、土曜の試合でちょっとほっこりしたこと。

 後半31分、武蔵野は最後の交代枠を使いました。
 OUTになるのはキャプテンのムラさん(#9村山)。
 プレーが切れて、第4審が9と書いたボードを掲げて…、主審に促された(ように見えた)ムラさんは、そのまま小走りで第4審がいる交代位置のところまで出ていきました。
 他の選手とコンタクトをとることはできず…、そんなわけでムラさんは、交代で入った健太郎さん(#10高松)にキャプテンマークを手渡してピッチを去りました。

 で、当然、健太郎さんがピッチに入ってすぐ、試合再開の笛。
 ところが健太郎さん、すぐにプレーにからもうとして、自分でキャプテンマークをつけようとしません。

 どうするのかな?と思ってしばらく注視してましたが、やっぱり巻こうとしません。

 …次にプレーが切れたとき、瀬田さん(#32)のそばへ行って、キャプテンマークを渡してました。
 次に再開の笛が鳴ったときには、瀬田さんの腕にキャプテンマークがちゃんと巻かれてました。

 もちろん、チームの主将はムラさんで、副主将が瀬田さんなんだから、ムラさんがピッチを去った以上、瀬田さんがキャプテンマークをつけるのは自然なこと。
 ではあるけれど。

 健太郎さんや瀬田さんやムラさんは、いやそんなん当たり前でしょ、って笑うのかもしれないけど、うん、何かすごく心がほっこりしたのです。

  ◆◆◆

 今週末は、土曜湖南→日曜笠岡、とハシゴすることにしました。
 その後月曜は行くとしたら高知春野ですが、行こうかどうしようか考え中です。
2009/11/15(日)14:06「雨上がりの武蔵野陸上でのこと」
 前期の最終戦、あれはほんとに、負けて当たり前の試合をして当たり前のように負けた試合でした。
 1点を先に取られて一気に意気消沈して積極性が無くなった…まだ17分だってのに。
 その後はほんとに、掌の上で転がされ続けた、としか言いようがない試合でした。

 そして、それから4ヶ月半経った今回。
 同じ相手に、勝って当たり前の試合をして当たり前のように勝つことができました。

 前半は試合をあまり見てなかったけれど、ほとんど右半分…武蔵野が攻めるべき陣に人が多いという場面がほとんどだったから、割と安心していられました。
 まあ、チャンスを外したということであろうため息が多かったのが気がかりでしたが…。
 それでも何とか、30分、ゴール前の混戦から後ろにこぼれたところを林がミドルシュートで突き刺し先制。

 後半は試合を見ていましたが、前半ほど押し込めたというわけではないものの、守備をしっかりできたかな、と。
 ひやりとする場面は…0ではありませんでしたが、ほとんど無かったように思います。
 で、攻撃面でも、特に右サイドからの攻撃…長崎の左サイドが中をケアせざるをえなくなって、結果武蔵野の右が自由に長崎陣深くまで切り込めるシーンが多くあって、いい場面をいっぱいつくれたかな、と。
 まあ、追加点はその形からではなかったですが。
 後半16分、左後方(だったか?)からゴール前に上がったクロスに1人つっかけていった太田が、落下点で長崎GK近藤との競り合いに。
 双方ジャンプした結果、近藤がキャッチしたのですが、その際に右手で太田の頭を上から過度に押さえつけており、これを見逃さなかった主審がファウルをとってPK。
 着地直後の太田のぶちキレっぷりが激しいこと激しいこと。
 見た目がそんなに派手なファウルではないので、これでPKはひどいという感覚もあるのもわからなくはなく、そのせいか長崎側はけっこう抗議していましたが、当然覆るわけもなく。
 18分、2試合連続のPKキッカーになった関野がきっちり近藤の逆をついて成功させて2-0になりました。
 …それにしても、主審さん、近藤にイエローカードを出してからPKのシグナルを出すまでちょっと時間があったのは何でだろう?

 その後もチャンスはあり、特に30分頃、縦パスに関野が飛び出して近藤と1対1になるなど、決定的なシーンもあったのですが、決めきることはできず。
 それでも余裕で守りきり、またタイムアップが近づいても全く時間かせぎに走らず最後まで3点目をねらう姿勢を見せて、前期最終戦と真逆のスコアでリベンジを果たしたのでした。

 2点止まりになったのは、やっぱり反省点に分類すべきことなのでしょう。
 だけど、十分に力を出し切って、快勝といえる試合ができたこと。
 すなおにうれしいです。

 あと2試合。
 チームとしてJを目指す、というモチベーションは確かにありません。最初から。
 だけど、いついかなるときも試合がある以上、チームとして質の高いサッカーを、そして勝利を目指す、というモチベーションはたしかにあると信じていて…。
 残り2試合もそうであってくれるはずだ、と、強く信じるのです。
2009/11/14(土)0:45「あっという間に週末」
 なーんか、ほんとに気ぜわしくて、落ち着かなくて、日誌を書く余裕もなくて。
 んで、気がついたら週末、と。
 週末が来るのはもちろんうれしいことだけど、書きたいことはちょこちょこあるってのにそれも書けずに…ってのは何だかさみしい。

 まあ、そんなわけで明日は長崎戦。
 懐かしいな…前期最終戦。
 天皇杯出場権だけはもぎとって、しかしぼろぼろで、あんな気持ちで試合を見たことはなかったし、これからもめったにないだろう、としか思えない不思議な試合でした。

 あれから4ヶ月半経って、あちらは来年のJ入りが無くなり、成績も現在下降気味。
 だけど、"だったら勝てるよね♪"なんてのんきに構えていられるわけもなく。
 そりゃ、不安なんていっぱいありますさ。
 第一、始まってない試合の勝負などわかるわけない。

 月並みだけど、頑張るしかないのだ。

 そして何より、おいらにとって、JFLは、サッカーは、11人と11人がピッチの上でボールを蹴りあっている、というものであって、スコアボードや順位表の数字がくるくる変わっていく、というものではないのだ。
 その意味を、その違いを、大切に。
 みんなで頑張って、みんなで笑う。
 それを目指して、あと3試合、やりきるだけのことなんだな。
2009/11/9(月)2:46「負けたとな?」
 おおい。
 あの琉球に、それも國仲抜きの琉球に負けるとはいったいどうしたことかね。
 結果を知って頭を抱えた新右衛門です。

 まあ、7ヶ月前のイメージで測っても意味は小さい、ってのはわかってはいますが…それにしても、じゃあ何で負けたのかな、と。
 どうにも首をひねるのだけど、逆に言うと、試合を見てない以上首をひねるしかできないのでして。

 だから、何で負けたのか、ってのを分析できる立場にある人たち…要はチームのみんなで、しっかり反省して、原因を洗い出して、それに応じた対策を練ってほしいなと。
 当たり前だけど、負けから得られるものがあるかないかってのはすごく大きな差。

 幸いにしてまだ、3位に勝ち点差をつけての2位なので、残り3試合全部勝てば文句なしで準優勝(以上)。
 とはいえ、残りの相手は長崎、MIO、高崎…実は前期勝ててないとこばかりなのですが。
 けど、やるっきゃないでしょ。

 サッカーにかける強い思い。
 残り3試合、そこんとこ存分に見せ付けてやりましょうよ。
2009/11/5(木)1:15「誤認識」
 プロ野球の日本シリーズ、今日は日本ハムが勝ちましたですね。
 ということで、巨人・日本ハム・巨人・日本ハムと交互に勝って、ここまで双方2勝2敗。

 んで、日本シリーズの最中になるとよく耳にするのが、「●勝●敗からの優勝確率は何%!」なんていう言い回し。
 今日はラジオでの生中継だったか…「負け・勝ち・負け・勝ちのパターンでの優勝確率は60%!」って言ってたかな。
 これだけ聞くと、先行されつつ粘ってきた方が精神的に強くなれるのかな?なんていうふうに思えますやね。
 だって、ここまでの勝敗が五分なんだから、50%になるのが一番もっともらしいわけで。

 だけど、よくよく聞いてみたら、60%ってのは「過去5回のうち3回」っていうことなのだそうで…。
 それは…その"60%"に意味を見出そうという方が無理でありんす。
 "ただの誤差"で片付けてよい話でありんす。

 間違った数字ではないんだけど、数字の上っ面だけ見てるととんでもない誤認識に引きずり込まれてしまう例ですね。
 やれやれ。

 …そんなさなかに、日本シリーズに逆行して明朝から札幌に行ってきます。
 日本シリーズに逆行して金曜の夜に帰京します。
 …何かちょっとせつない。
2009/11/3(火・祝)3:34「去るひとへ」
 覚えてる。

 初めて会ったのは2005年、ゴールデンウィーク明けの武蔵野陸上でしたか。
 ビデオを撮ってたんで、割とよく覚えてます。
 前半で3-0、その上さらに後半早々に2点を追加して、おおう何という収穫祭とか色めき立っていたら、終了間際に不用意にPKを与えてしまい、5-1と大勝したくせにどうももやもや感が残った試合でした。

 んで、そこから彼らは連敗地獄に突入し、次に対戦したときには11連敗にまで膨れ上がっていたのでした。

 覚えてる。

 その、"次の対戦"、つまり7月の終わり、暑い暑い桃スタでの試合。

 11連敗が止まる瞬間を、目の前で見せ付けられてしまったのでした。
 彼らのJFLでのホーム初勝利。
 試合終了の瞬間からもう涙声の場内アナウンス。
 ウソでしょ、って、スタンドで呆然としてしまったのでした。

 もう1つ、印象に残っているのは、2007年の6月、駒沢でのホームゲーム。
 スタジアムDJとして放送席から試合を眺めていた私は、まさかの結末に、終了後、ピッチサイドで頭を抱えたのでした。

 結局、5年間での対戦成績は7勝1分2敗。
 つまり、上で書いた2回以外に負けてはいないのだけど、だけど、何かこんな数字が信じられない、やたらと苦しめられる相手だという印象が残っているのです。

 今年彼らのサッカーを見たのは2回。
 開幕戦の駒沢と、ジェフとの試合で5月に習志野秋津に来たとき。
 どっちも、彼らにとっては負け試合だったのだけど、ただ、スピード感あふれる前線への上がりが印象に残ってて、だから正直、最下位に沈むようなチームだとは思えなくて。

 とはいえ、最下位に沈んでいて、もう早ければ今度の週末にも確定してしまう状況だったというのは事実。
 で、もしそうなれば入替戦送りは不可避で、さらに鳥取と北九州が一方でもJ入りを逃せば降格が決まってた、というのも事実。
 それに対しては特に言うことはない。
 だって、下位2チームが降格、下から3番目は入替戦、って約束した上で今年のリーグ戦を始めたわけで、それに引っかかったチームは落ちても文句言えないわけですから。
 どっかがその憂き目に遭うのは、勝負する以上宿命ですからね。
 その宿命から目を逸らすのは筋違い。

 だけど、同時に、その痛みから目を背けるのもやっちゃいけないこと。
 まして、たしかに最下位なのだけど…、追い詰められて、必死にもがいて、望みをかけて戦おうとして…戦う前に希望を断たれるということ。
 それはますます、意味が違う。

 自分の身にその痛みが降りかかってきたことは幸いにしてない。
 けれど、いろんな人を見てきてるから、それがどれだけのことなのか、ってのは、何となくわかる。

 スタッフ、選手、応援する側の人…。

 だからおいらはまた1つ、その痛みにふれて、しっかりと受け止めて、自分のハートにきちんと刻み付けないといけない。
 だって、おいらたちのサッカーの世界に、確かに存在する痛みなのだから。
 だけどおいらは痛みを受ける当事者じゃないから、何を言っても上から目線になるのかもしれないわけで、それがいやだから、痛みをしっかりと理解したい。
 この世界にいる以上、その現実から逃げたくない。
 この現実を軽いノリやうわべだけの同情の言葉で扱いたくない。扱えない。

 それでも結局は上から目線になるのかもしれないのだけど、残り4試合、どうかJFLで完全燃焼されますように。
 そして、来年以降もカテゴリーは変われど、懸命にサッカーに取り組む人たちの集まる場所でありつづけられますように。

 5年間、三菱水島FCというチームとサッカーできたことに感謝しています。
 ありがとうございました。


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