過去の営業日誌
(2007年7月)


2007/7/31(火)1:31「雷鳴る夜に」
 …なーんでこんな時間まで雷が鳴っておるのかね?
 日曜の夜も今日(月曜)の午前中もけっこうひどかったし、いったいどうしたんでしょう。

 例によって公式記録が出たので見直してみたら、んー、やっぱり栃木戦のシュート数は5-14。
 負けてるのは間違いないとは思ってましたが、ここまで差がついてるとはびっくりでした。
 んー、やっぱり数字と印象とは違うもんですねー。

 ほんとは記録が出たので前節の結果に反映すべきところなんでしょうが、眠いので明晩ということで。
 ただ気になったので出場停止だけ調べてみたところ…おやおや?

 どんな試合になりますかねえ。
 まあ、今から想像したところで意味などないわけで、答えは金曜の長良川陸上でじっくり見させてもらいます。
2007/7/29(日)2:26「0-1」
 …ということで、結局負けてしまったわけで。
 どうしてこうも栃木には勝てないのかなあ。

 とはいえ、前期みたいに全く歯が立たなかった試合ではなく、むしろ互角…いや、チャンスの数では上回れた試合でした。
 前半の半分過ぎようかというあたりからハーフタイムまで、そして後半の5分くらいから失点した35分までは、ずっとこっちの時間帯だったかなと。

 先発2トップ(山下、上野)は確かに怖かったのですが、元Jとか、元日本代表だとか、そういう肩書きから想像されるほどの強さは全然見受けられませんでした。
 少なくとも途中からは、今季出場機会のあまりない立花がほぼ完全に抑え込めたし。

 で、そうやってしっかり守ってからサイドを衝いて攻撃、と。
 それが十分できていたし、特に後半は、栃木の足が鈍ってきたこともあって、ボール保持率もぐんと上がって存分に攻撃ができました。

 ただ、悪かった点をあげるなら、そこまではいっても決定機を作れない、ということでしょう。
 崩すことにこだわりすぎなんじゃないかなと。
 結果、パスをつなぐうちにミスパスになってとられて、シュートで終われない。
 カウンターがほとんどだったとはいえ、栃木はだいたいシュートで終わろうとしてましたから、たぶんシュート数では負けてるんじゃないかなあ。

 そうやってチャンスを活かせないまま、結局、後半35分、左をえぐられて空中戦でつながれて右方向に揺さぶられ、最後は米田にゴール右端に頭で押し込まれて失点。
 その後しっかり時間を使われて敗れました。

 あれだけやれて負けってのは悔しいですが、でも、ほんとにみんな頑張ってたし、そして持ち味を出せてたから、素直に拍手できました。
 大丈夫。やり方が間違ってたわけじゃない。
 自信を失う必要なんか全くないはず。

 そんなわけですので、留守番組の武蔵野派の皆さん。
 負けはしましたが、希望はどうか消さないでください。
 武蔵野は全力で牙を剥いて、立派に戦いました。

 もちろん反省すべき点は反省して、次、行きましょう。
 大丈夫。あれだけできるなら、ちょっと工夫すれば岐阜には――もちろん、岐阜が6月末に見たときのままなら、という仮定での話ですが――勝てるでしょう。

 最後に、栃木へ。
 確かに1ヶ月前と比べて回復してるなあというのはわかったんですけど、とはいえ、この調子でJへ…ってのはどうかと思いますよ。
 負け惜しみに聞こえるかもしれませんけど、そんなん抜きで、これなら来年また雪辱戦ができるな、と思ってます。
 …あれはJFLで4位に入れるようなサッカーじゃないっすよ。

 後半20分頃、中島のCK(を画面中央で頭でクリアされたところ)
 グリーンダヨ!
2007/7/28(土)1:01「いま、倒しにゆきます」
 栃木の試合は今年、2回見てます。
 1回目は5/3の武蔵野陸上。ついこないだまで、栃木の最後の勝利だった試合。
 Flashにも書きましたけど、ほんとに、あれだけやられたらどうしようもない、と、放送席の中で素直に脱帽するしかなかった完敗でした。
 今年見たJFLの試合の中で、一番強いチームはどこ?と聞かれたら、私は自信持って、この試合の栃木か5/27に見た佐川急便のどちらか、と答えます。

 もう1回見た栃木は、6/23の佐川印刷戦@太陽が丘。
 あの武蔵野陸上からぱたりと白星の数が止まってしまった栃木、どうしちゃったの?という思いで見に行ったのですが。
 見て納得。
 よく言えば変革の最中、悪く言えば志向と技術が全くちぐはぐ。
 失礼を承知で言ってしまいますが、何でこんなチームに勝ち点3を献上せにゃならんかったの?って悔しくなりましたよ。

 で、それから1ヶ月で再戦を迎えたわけで。
 星もあがってなかったし、栃木があのままなら楽勝だろなー、なんて思ってたのですが。
 先週の岐阜戦で久々の勝利。それも、その試合を見たという中立の人から、「十分に警戒すべき」というお話をいただきました。

 やっぱりそうなんだよね。始まる前から楽勝な試合なんてあるわけないんだよね。

 栃木にしてみれば、明日は、3ヶ月ぶりのホームでの勝利をかける試合。
 前節でやっとトンネルを抜けたとあって、今度こそホームで、という強い思いで臨んでくることでしょう。
 そういう期待を抱いてグリスタに集まる方も多いことでしょう。

 であれば、多勢に無勢かもしらんけど、こっちも思い切りいくしかないってことやね。
 敵は多けりゃ多いほど燃えるっつーわけでさ。

 今回、バスツアー宣伝のFlashをつくったところ、栃木サイドからも反応をいただきました。
 そのほとんどが、「いっぱい連れてこいよ。返り討ちにしてやっから。」という趣旨のものでした。

 さすが栃木。最高の褒め言葉をありがとう。
 昔っからのそんな栃木の気概、大好きです。

 だから、そんな気概に敬意を表して、全力でぶっ倒しにいきますんで。
 もし栃木が負ければ、たぶんたくさんの人が悲しむんだろうし、その中には日頃からお世話になってる人もいることになるんですけど、そんなことに思いを巡らすのはかえって失礼だと思うのです。
 だって、勝負ですから。
 同じ舞台でバトルするのももう最後になるかもしれないから、本気で、忘れられない夕べにしましょうな。

 明日おいらたちの目の前に現れる栃木は、どんなもんなんだろう。
 とてもわくわくしてます。

 じゃあ、明日、グリスタで。
2007/7/26(木)1:53「Communication Tool」
 言葉はとめどなく溢れてくるのに、

 受け止められないまま、まるで滝に手を差し出したときみたいに、流れるままにぽろぽろとこぼれていったり、

 あるいはそれらを練り上げて1つの文章にしていく時間がなかったり、

 そうして結局何も残せない。

 もどかしい。
2007/7/25(水)0:08「定義」
 「サポーター」とは何ぞや。

 言い換えれば、サポーターとはどのような人のことをさすのでしょうか?

 ひじょーに単純でありながら、実に難解な問いであります。

 というか、おそらく答えは1つではないと思います。

 サポーターとひとくちに言ってもチームのサポーターと選手のサポーターとあると思いますが、とりあえずここからは前者を考えます。(でも、適当に読み替えれば後者にも通じると思います。)
 アウェーにも積極的に出かけていく人。
 ゴール裏で必死に声を張り上げる人。
 応援のために旗とか横断幕とかゲートフラッグとかをせっせと用意する人。
 いろんなところにチームの宣伝をして回る人。

 いろんな形があります。

 だけど、じゃあこれらのどれにも当てはまらない人はサポーターではないのかというと、それは不自然。
 応援の仕方はほんとに様々ですし。
 スタンドで、静かに、ただ祈るように試合を見てる人を見ると、やっぱりサポーターなんだと私は思います。
 でも、とはいえ、スタンドに居さえすれば誰でもサポーターなのかというと、それもやっぱり不自然。

 であれば、そこには絶対に境界があるはずで。
 じゃあその境界って何なんでしょう?
 言い換えれば…、サポーターであることの必要条件って何なんでしょう?

 最初の問いに対しては、ほんとに難解で答えを見出せない私ですが、こっちの問いに対しては、最近、ある1つの答えを確信するようになってきました。

 それは、「いついかなるときも、チームの喜ばしい出来事を自分の喜びとして受け止め、チームの悲しい出来事を自分の悲しみとして受け止められること」。

 前者はとっても簡単。
 でも後者はとっても難しい。
 それが最も単純かつ鮮烈に表れるのが、チームが負けたとき。
 ブーイングも野次もアリだと思うけど、それがチームに怒りをぶつけて自分のストレスを和らげるためのものなら、それは私は、悲しみから逃げる、つまりチームの一員ではないということだと思うんです。
 もちろん、チームがプロであれば、サッカーで報酬を得ている対価として、結果が求められるのかもしれません。
 でも…、それでもやっぱり、結果をねだるだけで済むなら、実に気楽なことだと思うのです。

 昔の自分を振り返って自省の意味も込めてなんですけど…、リスクを受け止められる覚悟が絶対に必要。
 "サポーター"って、少なくともそんなに軽い言葉じゃないと思うのです。
2007/7/22(日)1:49「逆境上等」
 度重なる逆境。
 でも試合は1点のリード。
 …そんな試合って、とっても引き込まれちゃう。
 去年のユアスタでのソニー仙台戦がまさにそうでした。

 そして、今日の試合もそんな試合でした。

 開始早々に村山が壊されて交代。
 1点はとったものの、今度は瀬田が退場。(これはまあ自業自得ではありますが。)
 さらに時間の経過とともにどんどんわからなくなる不安定なジャッジ。

 押し込まれながら、相手より少ない人数で何とか0に抑えようと必死に、果敢に立ち向かう姿。
 見ていて引き込まれないわけがありません。
 今回の放送席は、後半の点が入る頃まではほとんど静かに試合を見ていたのですが、最後はみんなが一つ一つのプレーに声をあげていました。

 そして、見事守りきって1-0で勝利。
 気持ちの面でも、技術の面でも、久々に、持っているものを存分に出して戦えたかな、と。
 こんな勝ちって、やっぱり気持ちいい。

 勝利インタビューも(少なくとも自分では)納得いくレベルのものができたし、今日はいい気分です。

  ◆◆◆

 ところで…、今回、ゴールのアナウンスを1回、ゴールでない場面で入れてしまいました。
 何やってんの、と思った方もいらっしゃるかもしれないので、一応言い訳したいのですが、

   主審がゴール成立のサインを出したんだから、おいらとしてはゴール成立だと思って動くしかないわけです。

 副審にファウルかどうか聞きに行くくらい疑わしいなら、ゴールのサインなんか出すなよ…。
 それ以外の場面でも、ファウルの基準がめちゃめちゃだし明らかに加害者と被害者を取り違えるし、久々に心に残る迷審判でありましたね。
2007/7/21(土)3:04「宣伝」
 …ということで、トップページにも掲出しましたが、横河武蔵野の有志バスツアーの宣伝Flashを作りました。
 BGMの音質が悪いのだけが心残りですが(週明けぐらいに直します)、今作では敵地へ向かって走る=疾走感を出したくて、その点では納得いくものができたかなと思ってます。

 ツアーに参加される方が増えてくれれば何よりです。
 …というか、個人的なことで恐縮ですが、開催が危ういほど参加者が集まらないとのことで、開催されなくなると私の遠征計画が狂ってしまって困るのですよ。

 とりあえずは、今日、目の前に試合があります。
 いい試合をして、いい流れで栃木遠征にはずみをつけられたら。

 その願いで、今回も放送席に座ります。
 頑張りましょう。
2007/7/19(木)2:55「宣伝の宣伝」
 明晩(日付上は今日の晩ですが)かその次の晩あたりに、ちと宣伝を出します。
 …宣伝道具がなかなかできないのですが、とりあえず暫定版ででも見切り発車しちゃわないとまずい、ということで。
 遅くとも今度の試合の前には出さないと、ということであります。

 ということで、とりあえず今晩は宣伝の宣伝でした。
2007/7/18(水)1:29「山形領に立石寺と云山寺あり。」
 日曜は本州・四国では台風がけっこうひどい日になりましたが。
 土曜に七ヶ浜で勝ち試合を見た後、後泊して日曜は観光してきました。
 …交通機関がどうなるかわからんというリスクは承知していたのですが、そこまで直撃するわけでもなさそうだし、この機会にぜひ、と思ったもので。

 去年は後泊して松島へ行ったので、今年は山の方に、ということで、行った先は立石寺。
 新右衛門初の山形県入りでもあります。

 立石寺

 台風接近中で雨も風も若干強めな天気とはいえ、さすがにそれなりに人はいて、殊清閑の地也(byおくのほそ道)というほどではなかったのですが、それでも、奥の院まで山を登っていくと、やっぱり気分が落ち着いていいですね。
 …あるいは、それは雨のおかげかもしれませんが。
 こういう場所で降る雨って、とても澄み切った雰囲気をつくっているような気がします。
 佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ(byおくのほそ道)というのはこういうことかなと。

 あじさい1

 もう1つ、澄み切った雰囲気を醸し出していたのは、たぶんこのあじさいの花。
 今年は雨が少ないせいで、なかなか瑞々しいあじさいに出会うことがなくて。
 そのせいかもしれませんが、とても美しく見えました。
 撮ってはみましたが、うまく伝わるかどうか…。

 あじさい2

 えらく引き込まれて、雰囲気に酔って思わず一句詠んじまったので、その拙作で本稿を〆めます。

    嵐来て紫陽花凛と参り道

 あじさい3

 あじさい4
 (↑お気に入りの1枚。クリックすると拡大します。)

  ◆◆◆

 とはいえ一方では、この台風4号で大きな被害も出ているわけで…。
 さらに月曜朝の中越沖地震も含めて、この3連休は自然災害が相次いでしまいました。
 両災害で被害に遭われた方々に衷心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
2007/7/15(日)0:30「まだある」
 もう後半も40分を回っていたと思います。
 ゴール前の混戦から、細かくつないだボールが、前がふっとひらけた状態のムラ(FW村山)に渡ったのですが、ワンタッチで合わせたボールは大きく枠の上。
 前のめりに崩れてピッチに突っ伏したムラはピッチを大きく叩いて悔しがったのです。

 立ち上がり10分、右サイドでキープする高野に2人が突っ込んでいったところをうまくかわされそのままクロスバーぎりぎりの高さに叩き込まれて失点。
 追いついたのは41分、大多和が左からシュート、左に飛んだGKとポストの間のわずかな隙間を通してゴール。
 ところがその直後、浮き足立ったソニーを一気に攻め立て、原島が抜け出し1対1のチャンスをつくったのですが、肝心のシュートがGK正面。
 チャンスを活かしきれないまま後半に入り、28分、運動量が落ちたところで、CKのピンチに全員の足が止まってしまい、ファーサイドの亀ヶ渕に難なく合わされて再び失点。
 これも何とか4分後、右から再び大多和が叩き込んで同点。

 …と、2度のビハインドを苦しみながら跳ね返して、そして最終盤で訪れた逆転のチャンス。
 逃したムラとしてみれば、そりゃあ悔しがるのは当たり前。

 だけど。
 いや、だからこそ。
 そのときおいらの口からとっさに出た言葉。
 「まだあるぞ!」

 だってそうじゃん。
 あと5分くらいあるじゃん。
 確かに今のチャンスは逃したけど、5分あればまたチャンスは作れるじゃん。

 そして、ロスタイムに入ろうかという頃。
 同じように混戦の中、大多和からムラにボールが渡りました。
 ひらけた前に躊躇なくムラが蹴っ飛ばしたボールは、今度は真っ直ぐネットに突き刺さりました。

 確かに良くない試合ではありました。
 やろうとしてることはわかっても、それに体がついていかず、もどかしく思う気持ちがピッチから伝わってきました。
 だけど、2回リードを奪われても、信じ続けられる試合でした。

 そして、今ほんとに思う。
 信じてよかった。

 ムラやみんなも、きっと信じることの強さ、感じてるんじゃないかな。
 もしそうであってくれたらいいな、と思ってます。

 勝利のあと
2007/7/14(土)0:36「台風が来るので」
 明日(日付上は今日ですが)朝に北へ避難することにします。

 問題は、帰ってくるのが台風が一番接近している時間になりそうだということです。
 …避難の意味がないじゃんよ(失笑)。

 つづきはまた明日、仙台のホテルから書き込み予定です。
 でわそうゆうことで。
2007/7/12(木)23:57「届ける」
 やさしいひと、でありたい。

 ほめ言葉とか励ましの言葉とか、そういうのをもらったときって、やっぱりうれしいですよね。

 でも、同じ言葉をもらっても、一律にうれしいかというと。
 ほんとに素直にうれしくなる場合もあれば、言葉が全くと言っていいほど心に響かない場合もある。

 じゃあ、その差って?

 やさしいひと、でありたい。
 だから私は、しっかりと言葉を届けられるひとになりたい。
2007/7/10(火)23:12「TPO」
 知識は知ってること自体がえらいはずじゃないのに。
 大事なのは知識をいつ・どんな場面で・どのように使うか、のはず。

 そこを勘違いして、やみくもに知識をふりかざしてすごいでしょ、すごいでしょ、なんてアピールされても、おいらとしては引きつった笑顔で一蹴するだけ。
 たとえ表面的にはアピールという形をとっていなくても、さすがにその裏がわからんほどおいらはガキじゃないっす。
2007/7/9(月)22:01「毒」
 高崎戦に来てくださった知り合いの方から、「勝利インタビューで毒吐いたでしょ?」と言われました。

 実はあまり覚えてないのですが(おい)、でもまあ確かに、勝利を素直に喜べない気持ちを前面に出したのは間違いありません。
 それはなぜなら、その気持ちは私が間違いなく感じたことだからであり、またスタンドから漂ってくる空気もそうだと感じたからです。

 勝利インタビューのインタビュアーがそれでいいのかと言われるかもしれませんが…、でも、あの場で能天気にはしゃいでインタビューしたら絶対しらけられると感じたもので。
 そこまで空気読めない人間じゃないっす。
 もちろんあくまで私の主観なので、ひょっとしたら空気を読み違えてたかもしれないのですが…、いや、でもそんなことはなかったと思ってます。

 ただもちろん、後ろ向きになるだけじゃなくて、課題をしっかり見つめて修正して強くなっていきたい、という前向きな気持ちは何とか引き出したくて。
 最後にはその気持ちがスタジアム全体に伝わるような、そんなインタビューにできたらな、と、それだけ思ってました。
 うまくいったのかどうか、定かではありませんが。

 確かにDJとしての、あるいはインタビュアーとしての技術はまだ足りません。
 でも、このチームが好き、このチームを応援したい、っていう気持ちは、ほかのチームのDJさんたちにも決してひけをとらない、と、それだけは自負を持っています。
 少なくとも、アウェーゲームまで含めてこれだけ試合を見に行ってるDJさんってのはそんなにいないんじゃないかなと。

 そんな中で及ばずながら体得してきた、応援するってことの視点、感情を、インタビューにぶつけていきたい、と思ってます。
 その視点で自分が聞きたい言葉、その感情にひびく言葉を、引き出せていけたらな、と。

 決まりきった定型なんかいらないんです。
 異色と言われようが、必要とあれば毒も吐きます。
 スタジアムってのは選手やスタッフやスタンドの方々といった、人間の感情が渦巻く場所ですから。
 それを無視して物事を語ることに意味なんてないはず。
 その空気を感じ、それに従い、でもここぞというところで空気にアクションを起こせる、そんな存在になれたら、と思っています。
2007/7/8(日)14:24「フラッシュバック」
 前半を終わって、最下位のチームを相手にほぼ一方的に攻め立て、1-0でリード。
 そんな状況で何で?と言われるかもしれませんが…、そのとき私が思っていたこと。
 ――この試合、まずいことになった。
 少なくとも、勝てるという気は試合前より確実に減っていました。
 理由は、2つのフラッシュバック。

 2年前のこと。
 2年前、というのは、前回書いた桃太郎スタジアムでの試合のこと。
 あのときも、前半は1-0でリードしていました。
 ところが後半、暑かったこともありペースを落としたところ、息を吹き返した水島の速攻にやられて逆転負け。

 今回の試合も、前半、はっきり言って1点止まりで終わる試合ではありませんでした。
 失礼ながら、高崎の意図があまり感じられない…何がしたいのかよくわからないような感じで。
 立ち上がり数分こそ高崎優勢でしたが、その後は面白いように武蔵野のサイド攻撃がはまり、圧倒的に攻め立てます。
 ところが、バーとポストを叩いたシュートが1回ずつ、さらに1対1の場面でのシュートミスや、例によって打ってもいいところで打たない癖が出たり…。
 そういった、ほんのちょっとのところで、4-0や5-0くらいになっててもおかしくない試合を1-0で折り返すことになってしまいました。
 ちなみに、唯一のゴールは前半35分、右CKからゴール前の混戦になって、最後は左寄りでの空中戦を制した瀬田が右方向に頭でふわりと浮かせてループ気味にゴールイン。
 …ということだったのですが、試合後に映像をよく見ると競り勝ったのは瀬田ではなく相手選手だったということで、記録はオウンゴールです。

 ここまでが第1の理由。
 もう1つは、試合前、放送席にメンバー表が届いたときのこと。
 高崎のメンバーを見ての第一印象は、後半勝負にされたらやばい、というものでした。

 前期の敷島での対戦。
 このときも前半の1点を守って勝ったわけですが、後半は押されに押されて、ひやひやながらどうにか守りきった、という試合でした。
 リズムが変わった理由は、私の見方では、後半の頭から交代で出てきた磯山の存在。
 前線で体を張れる、ほんとに強靭な選手だと感じました。
 もっとも、そのときは磯山のボールタッチはそんなに多くありません。
 ただ、それはこちらが磯山を徹底して抑えたからであり、その分高崎のほかの選手が自由にやれるようになった、というのが、磯山がリズムを変えたということの実態だったと感じています。

 そして今回も、高崎はその磯山や、さらにテクニックのある高須をリザーブに置いてきました。
 調子が落ち気味だからリザーブに回っている、ということでもない限り、絶対この2人は途中で出てくる、と確信しました。
 そして、出てきたら前期と同じようにまずいことになる。試合前からそう感じていました。
 それを防ぐ唯一の方法は、高崎がリズムを変える前に高崎の勝利への希望を破壊してしまうこと。
 つまり、前半のうちにある程度のリードを持っておくこと。むしろそうしないと危険。

 そう思っていた中での1-0でのハーフタイム。
 2年前の桃太郎スタジアム、4月の敷島、再びフラッシュバックしてくるのを止める方が無理ってもんです。

 果たして予想どおり――と言っても、2人同時にこの時間で、というのはびっくりしましたが――、高崎は後半の頭から磯山と高須を投入。
 そして、その手を打った高崎としてみれば、ほぼ狙いどおりの試合になったことでしょう。
 この交代で俄然活き活きしてきたのが、試合開始時点では2トップの一角だったチアゴ。
 試合前の登録ポジションで言えば、2トップの相方がボナフィナから磯山に代わっただけなんですが、面白いようにチアゴにボールが渡ること渡ること。
 高めの位置で張っているところに出されたときはひやひやものでした。
 …本来ならば、そういうときでもチアゴを潰しに行けるのが武蔵野のはずなんですが、最初の一歩が踏み出せないまま、ずるずると後退を続ける有様。
 最終的には、シュート数でも、前半は今井のミドル1本に抑えていたのが、後半だけで7本。
 中にはゴールマウスが救ってくれたものもありました。

 すっかり存在感を失くした中盤に次々とテコ入れを図り、珍しく2人同時交代まで選択した依田監督でしたが、結果論で言えば、リズムを変えるという観点ではほとんど無意味でした。
 意味があったかなと思ったのは中島の積極的にゴールを狙う姿勢(で実際に1本ロングシュートを記録している)くらいで、あとの2人はどうも空回りしている印象。

 フラッシュバックした光景そのままに、為されるがまま空中分解を重ねながら、結局、相手のシュート精度にも助けられる形で最後の砦だけを残すことができ、武蔵野は1-0での勝利を収めました。

 疲れました。
 正直に言っちゃいますが、後半の間に、1回貧血状態になりかかったくらいでした。
 勝利インタビューもするにはしましたが、その前にあまりに疲弊してしまったため、何をどう問うていいのか言葉が出てこず、それでも無理矢理考えようとするものだから非常に稚拙なものになってしまいました。

 前半が悪くはなかったので、試合を総合的に見ればそうでもないんですが、後半だけ切り取れば間違いなく今季のワーストゲームでしょう。

 救いは、それでも勝ち点3を積み上げられたということでしょうか。

 全治3ヶ月という、龍ケ崎遠征の後の印象は間違ってなかったことを確信しました。
 ただ、完治は無理でも、症状を抑えることはできると思ってます。でもその方法が何なのかがわからない。
 つまり、いろんな方法を試していくしかない。
 今回もその一環でのトライがいろいろあったと感じましたが、結局そのほとんどが不発でした。
 …そのことを分かるためには、成績という形での代償をある程度払わねばならないのが普通なんでしょうが、今回は、そういう知見を得られたにも関わらず、勝ち点という観点では満点の3を手にしました。
 今ジェフが試合中なのでその結果しだいですが、順位も5位か6位というところまで戻してきました。
 ほんとにそれだけは救いだと思います。

 と言ってももちろん、今後こういう試合を続けたら急降下するのは目に見えていること。
 さあ、次はどういう手を打ちますか。
2007/7/6(金)23:26「19試合目の本気」
 8勝4分6敗、勝ち点28の横河武蔵野。
 今季の19試合目となる明日の試合は、1勝2分15敗、勝ち点5のアルテ高崎を迎えてのホームゲームです。

 何か、楽勝そうですね。

 …と思った人は、反省して出直してきてください。
 楽勝なわけないじゃんか。

 おととし、2005年の19試合目。
 そのときの武蔵野は、10勝3分5敗、勝ち点33でこの19試合目を迎えました。
 相手は、三菱水島FC。
 1勝2分15敗、勝ち点5…奇しくも今年のアルテと全く同じ成績でした。

 敵地・岡山で行われたその試合が、どういうことになったか。

 桃太郎スタジアムから岡山駅まで、歩いて20分くらいで着くはずなのに…どんなに遠かったことか、未だに忘れられない。

 本気で向かわなきゃ、どこにだって勝てない。
 痛いほど思い知った。

 浮ついた空気なんて、終了の笛が鳴るまで…せめてセーフティーリードを手にするまで、絶対いらない。

 大丈夫。頑張れば勝てる。やればできる。
 そのくらいは信じられる。
 ただ、やらなかったらできない。

 だったら、やるしかない、ってこと。
 だって、勝利を味わいたいから。
 笑顔を引き寄せる唯一のカギは、本気。

 1ヶ月も勝利インタビューからご無沙汰して、いい加減うずうずしてるってもんです。
 だから、やるよ、おいらは。
2007/7/6(金)1:31「原点」
 先週の京都遠征に行けなかったので、うずうずして、横河武蔵野の練習見学に行ってきました。
 練習見学…いつ以来だろう。
 開幕前に練習試合を見に行ったことはありますが、いつもの夜練を見に行ったのは…今年初めてじゃないかな?

 昼間はめちゃくちゃ暑い日でしたけど、その後の、風が涼しくそよぐ夏の夜って、とっても気持ちいい。
 一緒に練習を見ていた人が「花火したいね」って言ってたけど、全く同感。
 打ち上げ花火でもいいし、ちらちらとピッチにしゃがんで線香花火でも風情があるし…。
 いや、人工芝の上だから絶対やれないけどさ。
 紅白戦を見て、そして練習が終わった後は誰もいなくなったグランドや星空をぼーっと眺めて。
 何と言っていいかよくわからないけど、とても心地よい時間でした。

 そして、みんな頑張ってた。
 本気でサッカー楽しんでた。

 それさえわかれば、私は十分です。
 そしてその中にいられることが、とても幸せです。

 勝ち負けだけじゃ、数字じゃ測れないものがここにはある。
 数字だけの世界にされてたまるかよ?
 数字オタクの遊び道具なんかにされてたまるかってんだよ?

 あさっての武蔵野陸上でも、マイクを握ります。
 それに向けての元気をもらえたような、そんな気がしてます。

 天気が心配だけど、それにいつもよりちょっと責任が重くなりますけど…、今日もらえた幸せを、思い切り仕事にぶつけていきたい、と思ってます。
2007/7/4(水)0:54「つくる」
 よく、勘違いされることなんですが。
 私、新右衛門は、武蔵野にJリーグに"上がって"もらいたいと考えているのか、ってこと。

 …この形だと、なかなか自分の考えをうまく述べづらいので、書き方を変えてみます。

 もし武蔵野が「Jリーグを目指す」と宣言したら、私はどうするか?

 私も武蔵野派である以上、反応の選択肢はいろいろあろうかと思いますが、およそ次の3つに大別されると思います。
  1:それまでどおり、あるいはそれまで以上に応援する。
  2:Jへは行くなと反発して、足を引っ張るために動く。
  3:どうでもよくなって武蔵野を去る。

 で、ほとんどの方にはどうやら1だと思われているようなんですが。

 はっきり言います。
 実際に宣言されるときまでは、どれになる可能性も相応にあります。
 だからそれまでは、絶対1になる、あるいは絶対2になる、絶対3になる、などということは、たとえカネを積まれたって言えません。

 理由は単純。
 Jクラブになるかならないかってことは、私にとっては大した意味を持たないから。
 そして、それより大事なことが私にはあって、そのことが実現できるかどうか、というのが判断基準になるから。

 試合の日はもちろん、そうでない日も含めて、サッカーのある街をつくること。
 たくさんの人に愛され、たくさんの人を愛し、たくさんの人とともに歩み、たくさんの人がともに歩みたいと思える、血の通ったサッカークラブをつくること。
 そして…そこから、サッカーの枠を飛び出して、街をいろんな楽しさで彩れる、そんな存在になること。

 Jリーグの理念と似てるところもあるんですけど、このへんのことって、Jリーグに行かなくちゃできないこと、では無いですよね。
 アマチュアには絶対できない、ってことではないし、3部だから絶対できない、ってことでもない。

 少なくとも、まずはそうなるための理想像となる絵をしっかり描きたい。
 今はそっちの方が大事だと思うのです。

 もっとも、私がそれが大事だと思っていても、それは私の思いにすぎませんで、武蔵野派の方の中でもいろんな考えがあろうかと思います。
 ただ、自信を持って言えるのは…、武蔵野はまだ絵を持っていないということ。
 キャンバスの用意はできた。ただ、そこにはまだほとんど何も描かれていない。
 そして今は、そこに絵を描いていくための時間だと思うのです。
 武蔵野の成長のためには、本当に緻密な絵が必要だと思うからです。

 では、絵筆を執るのは誰?
 それは武蔵野に関わる全ての人だと思うのです。
 関わる立場にはいろいろあるけれど、それぞれなりに絵を描けばいいと思います。
 もちろん、その中でそれぞれが描くものがずれてることに気付くこともあるでしょう。
 そのときは、調整して、修正すればいいんです。

 そうして、1つの緻密な絵ができて、じゃあこれを具現化するためにどうしたらいいか?となったときこそ、初めてJ入りへの具体的な目標を立てるかどうかを議論すべき時なのでしょう。
 …もちろんその絵は、上で述べた、"私にとって大事なこと"を含むものかどうかはわかりません。ただ、少なくとも、"私にとって大事なこと"を実現するには、このプロセスは絶対必要だと思ってます。

 夢という言葉。
 盛り上がるという言葉。
 あまりにも心地よい響きで、たくさんの人を惹きつける言葉ではあるんですけど、あまりにも曖昧で、その言葉からそれぞれの人が描く期待はばらばらなんじゃないかなと。

 少なくとも今は、全ての人が絵を描けるキャンバスがあって、そこに全ての人が筆を入れながら、1つの絵をつくっていく、武蔵野にはそんな存在であってほしい。
 そういうつくり方でできていくクラブがあってもいいんじゃないすかね?


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